2.

9/21
前へ
/672ページ
次へ
「私は、教育学部。 小学校の教師を目指してる」 まなみさんがキリッと、しっかりした口調で話してくれた。 「小学校の先生かぁ! なんか……似合うと思います。 まなみさんは人気ある先生になるんだろうなぁ」 俺は頭の中で、まなみさんが教壇に立つ姿を想像してみる。 「ほんとにぃ? なんかめっちゃ嬉しい! いっぱい勉強して頑張るねっ」 目尻を下げ、本当に嬉しそうに、そして照れたように話す。 まなみさんは、やっぱりかわいい。 ずっとまなみさんの夢を応援していきたいな…… チラッと見つめた視線の先、ぶつかるまなみさんの瞳。 目が合った…… それだけで心拍数が上がっていく。 恋をするって、こんな感じなのか?
/672ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4064人が本棚に入れています
本棚に追加