2.

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それからも二人は大はしゃぎで…… 中村と俺は、そんな二人の後に続いて歩いていた。 でも…… 俺の頭の中は、マンボーに似ている南君て誰だろう? 大学の友達? とにかく気になって、南君でいっぱいだった。 「イルカショー、始まるから行くぞぉ」 中村が話しかけた言葉も、微かに聞こえた気がして、 「おぉ……」 気のない返事を返す。 そんな俺に気づいた中村が食いついた。 「何を気にしちゃってんの? ダメだよっ! 楽しんでかなきゃ」 俺の肩に腕をまわしながら、耳元で囁く。 「わかってるよっ」 小さく呟き、まわされた腕を振りほどいて、イルカショーのスタジアムへと走り出した。
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