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――…桜が舞う季節 降り立った空港のロビー。 ごった返す人々の中に見つけた 愛しい人の姿。 迷わずに真っ直ぐに進んで行く。 「迎えに来たよ。まなみさん」 俺の言葉に、コクんと頷くと 「ありがとう。伊藤君」 あの柔らかい微笑みで、答えてくれた。 俺は、荷物を手放して、まなみさんを抱き締める。 初恋の人 運命の人 もう、離さないよ。 ずっと、一緒に生きていこう。 見つめ合った二人に、もう距離はない。 「愛してる」 「私も、愛してる」 とろけそうに甘い甘い、二人の愛は今、永遠の愛へと変わっていった。
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