Prologue.

1/3
前へ
/672ページ
次へ

Prologue.

――伊藤くん―― きみの呼ぶ声が耳元で聴こえた。 薄く目を開くと、きみの姿はなくて…… カーラジオから流れる、クリスマスソングの切ない声に耳を澄まし、また目を閉じた。 五年経った今でも、この曲を聴くと胸の奥が熱くなるんだ。 今も、きっと、これからもずっと……忘れることはない。 愛しているよ。 .
/672ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4067人が本棚に入れています
本棚に追加