プロローグ

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この世界の名はレーヴァナロク、その世界には六つの大陸がある。 その六つの大陸のうちの一つガルムである事件が起ころうといていた。 「おーーい!!煉!早く来いよ!置いてくぞ!」 「ふん。そんなに慌てて行くと怪我するぞ剱珸!」 二人の少年ー白鳥 剱珸(シラトリ ケンゴ)と 黒城 煉(コクジョウ レン)は広大な森の中を 探検していた。 「こんななんもない場所でころばにゃーーーー!?」 言ったそばから転んでいる剱珸を見て呆れた様子でため息を吐いた煉はゆっくり とした足取りで剱珸の元へと歩を進める。 「大丈夫か?」 「大丈夫だと思うなら手を貸せよ。」 そう言って剱珸は拗ねたかのように顔を 背ける。 そんな剱珸の様子を見て大きなため息を 吐くと剱珸の隣に腰かける。 「我身、無傷の戦を繰り広げよ。 ライトリーフ。」 刹那、剱珸が怪我した場所に葉っぱが張り付いてきた。 その葉っぱが取れた場所を見ると怪我は跡形も無くなっていた。
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