序章…石版

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「あんなの、こんな所になかったよな?」 確かに無かった。 足元の下にある小石を拾い、その岩に投げようとした。 「実、まてまて」 「…なんで?」 ォレは興味本位で、その岩がどう反応するかを見たかっただけ 「もし、あれが爆発物ならどーする?」 「確かに、それはやばいな、衝撃で…」 話が終わる前に話が遮られた 「だろ?こーゆう不審物には、近づいてはいけない、何が起こるかわからないから、とりあえず写メに納めて何だか調べてもらおう」 「ぉ、ぉう…」 久遠は、ブルーのiPhoneを取り出し、写真を数枚撮り、証拠写真として納めた。 岩との距離感を離れている。 もしものために、爆発に巻き込まれない為にね。 ちなみに、ォレも数枚撮ってた。 そのあと、子供がその公園に入ろうときたので、久遠お兄ちゃんが無言で怖い顔して通せん坊をした。 「あ、すみません」 小学2年生ぐらい男達は謝って帰って行った。 「あのガキ謝ったじゃん、ォレたち悪いことしてるみたい」 「まぁ・いいじゃん」 年下にこんなこと言うのは少し気が引けるだろうよ ォレは、公園の入口から岩の方まで歩いて行った。 この岩が爆発なんてするかわからないし どうも、その岩に興味がわいて気がならない。 「実、危ないぞ」 「いやぁ、綺麗に公園のど真ん中にあるからさ 実際は誰かにみてもらいから、ここ置かれてあるんじゃないのか?」 久遠は、納得したような顔で、ォレの後をついて歩いてきた。 足をずって歩いてるのは、いつでも地面蹴って逃げられるためであろう 岩がよく見れるような距離1メートルぐらいまで近づいた。
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