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●教室
白銀
{僕に妹……あんなに可愛い妹が……
夜にこっそり寝顔を見に……}
僕は家に帰ったら美也ちゃんをどうするか
妄想していた。
棚町薫
(ガブッ)
白銀
「うぉ!?」
僕は驚いた。
いきなり耳をかじられたのだ。
白銀
「や、やめて!」
棚町薫
「あはは、いいリアクション」
僕は自分の耳をかじった犯人の顔を見た。
棚町薫、別名・モンジャラだ。
白銀
「モン……じゃなくて薫。」
棚町薫
「モン?」
白銀
「い、いや……」
僕は言い訳を必死で考えた。
その時、教室に知っている
人物が入ってきた。
間違えない、綾辻つかさだ……
白銀
「わ、悪い!」
棚町薫
「あ、ちょっと!」
僕は男子トイレまで全力疾走した。
あ、あれ?
綾辻つかさは手順を踏まないと
出現しないはず……
僕は訳が分からなかった…………
あ、そうだ。
無線機を貰ってたな。
僕は携帯電話型無線機を使って、
鈴木と連絡を取る事にした。
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