第1話

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●携帯電話型無線機 鈴木真一 「無事だったか。」 白銀 「まあね。鈴木は今どこに居るの?」 鈴木真一 「お前の部屋に戻ってる。」 白銀 「とりあえず、鈴木もこっち来てよ。 この世界の案内をして欲しいんだ。」 鈴木真一 「そこは私が逃げた黒二次元の世界だ。 戻ったら殺される。」 白銀 「え? 鈴木の故郷に行くのは 心を鍛えてからって……」 鈴木真一 「何かの手違いで 私の故郷に送ってしまったようだ。」 白銀 「じゃあ、戻れないの?」 鈴木真一 「申し訳ない……」 白銀 「でも二次元の世界なら 帰れなくなってもいいや。」 鈴木真一 「その世界だけでいいのか? お前が大好きな二見さんは その世界には居ないぞ。」 白銀 「え、そうなの?」 鈴木真一 「とにかく、 お前をその世界から救出する方法を考える。 それまで……」 白銀 「僕、やるよ。」 鈴木真一 「?」 白銀 「綾辻つかさのデスノートを なんとか処理するよ。」 鈴木真一 「今のお前には……」 白銀 「これは何かの運命なんだよ。 僕の世界のゲームのヒロインが 僕の今居る世界に居るんだ。 多分、宿命なのかもしれない……」 鈴木真一 (どうする?) 中地雉 (確かに、無限にある 二次元世界の中で黒二次元に来たのは ただの偶然とは思えません。 宿命なのかもしれません。) 鈴木真一 (宿命……) 白銀 「あの~~もしもし?」 鈴木真一 「お前の判断に任せる。 困った時はCALL(コール)しろ。 私達がサポートする。」 白銀 「分かった。 こちらスネーク、任務に戻る。」 鈴木真一 「これは遊びでは……」
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