1話

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 時間が経つに連れ、 回りの雰囲気が、異常である事に気付いた。 それは、誰も喋らないし、話し声も聞こえ無い、 静けさがあった。 うなだれた、人々に気持ち悪さが込み上げて来る。  それじゃあ、 その先にある物は、 何が有るのか気になり 居ても立って居られない 衝動で、階段を一気に 駆け上がり 最上階の先頭の人を その先に有る物を 身を乗り出して、覗き込むと ビルの真ん中が、ぽっかり 空間になっており、 下を覗くと  底には、人が折り重なり合い ぐちゃぐちゃに、なって 朱色に染まった塊が、 そこにあった。
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