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「ったく、跡が残るまで殴んなくてもいいだろ!!!」
「あんたが悪いの!!」
「いいだろ!別にへるもんじゃねーんだし!」
「減ります!!!!」
私の隣にいるこの馬鹿男が私が昔から大好きな人…
きっと爽は私のことなんて、ただの喧嘩友達ぐらいにしか思っていないんだと思う…
「まぁ、いいやっ急ぐぞ!」
爽に手を握られて走る私の顔さ多分…真っ赤。
「ちょっ……待ってよ…」
教室までダッシュで走り、ギリギリセーフで間に合った。
ちなみに爽とはクラスも同じ。
「おはよぉー」
元気に挨拶しながら教室に入る爽の後ろから教室へ入り自分の席へと着いた。
すると、私の席の後ろにすわっている親友の来栖出雲(クルス イズモ)が話しかけてきた。
「おはようー李那!」
「おはよぉー出雲!」
「今日、雑誌持ってきたから後で一緒にみよー!」
「うん!!」
いつもと変わらない会話をしてホームルームが終わり、休み時間がやってきた…
まさか、この休み時間で私の運命が変わるなんて思ってもみなかった…
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