プロローグ

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はぁ…なんであんなこと言っちゃったんだろう… 大好きな人にむかって大嫌いなんて… なんでいつもなんでなんで… 爽のことを考えていたら涙がでてきた… 「爽…爽…大好きなのに大好きで大好きで…なのに…」 このままじゃ苦しいままじゃ私どうしたら… 「あきらめたら…楽になるのかなこの気持ちがなくなればっ…」 「あきらめていいの?」 後ろから男のコの声がした… もしかして爽なの? …運命はそう簡単には引き合わせてくれないみたいだね… そこに立っていたのは見たことのない男のコだった。 整った顔で芸能人みたいで…でも身長がっ… 「…小さいっ」 「っ!!!てめぇ!会ったばかりの見知らぬ人にむかって『小さい』はねぇーだろ!」 「あっゴメン…ってか誰?」 「俺は…山田水希(ヤマダ ミズキ)だ!お前は?」 「私はってあんた…私より年下のくせに…お前はないでしょ…あれ??でも小学生なのにランドセルしょってないの?」 「っ…このクソアマ!!俺様はな中3だってぇーの!!」 「…えぇー!」 「えーじゃねぇよ!何が小学生だよ!!!ってか名前はってきいてんだろ!!」
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