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「名前は奥村李那ですっ…」
「ふーん。リナかっ…」
「ってか…あのー…なんで私に話しかけたんですか？」
「あぁ？あーだから、そんなにスキなやつのこと…カンタンにあきらめていいのかって…」
「ちょっ…まさか聞いてたの？」
「ちょうど通りかかったら!!なんか泣いてるし…なんか言ってるし頭大丈夫かと思って…親切に声かけてやっただけだよ!!」
「なっ…なんなのよ!!!盗み聞きしといて逆ギレするなんて!!!!!!最低じゃん!!!」
「さっ…最低ってお前！！！」
「お前じゃないしー！リナって言う名前がありますー！！」
「あーもーいちいち…リナ!!!!」
よくわからないけど…名前を呼ばれた瞬間、不覚にもドキッとした私がいた…
「ちょっ…何呼び捨てにしてんのよこのチビ水希！！！」
「てめぇ！またチビって！！」
「何よ!!あんたこそ!!また、てめぇって!!!!」
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