ある真龍のレポート

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ある真龍のレポート

真龍七匹の内が一匹、木龍(樹龍とも云う)。 ナンバー2という幹部であり、翡翠の真龍が王の右腕。 その役職に就くのは、まだ幼い子龍。そんな彼女の名前はネフライト。 そして、ネフライトの仮契約カードに表記される新しい武器、分身体ジェイド。 木龍の属性は樹。回復系や状態異常を惹き起こす毒系、相反する二つの魔法が使える。 その名のとおり樹属性の魔法も得意。 毒系の魔法は効かない。むしろ大好物な餌である為、喰らっても体力や魔力の回復に回せる。 空を飛び、海にも潜れる。火炎も火球も吐き出せる。 けれども、比較的に他の真龍達より能力値は若干低め。 それにはこんな逸話がある。 木龍は自然界に最初から居た存在では無く。自然と元居た生物が、最終的に進化した幻想生命体。 そう、他の六匹は自然界に最初から居た。と言うより発生した。 一番最初は炎、水、地、風属性の四匹。人類誕生と同時に金、雷属性が新たに加わり六匹となる。 人類が魔法という概念を生み出すと、更に樹属性が真龍へ追加された。 真龍の種類は七つ。横だけで無く、縦にも複数のグループが存在する。 各属性の王を筆頭に、誰が真龍をまとめるか争い、暴れ狂う。 そのときに、自分達の強大なチカラを神々と世界に知らしめた。
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