2446人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
――ドンッ!!
無理矢理トイレの個室に放り込まれ、笹原も入ったかと思うと鍵を閉められた。
「逃げんなよ、トイレしにきたんだろーが」
そう言っている笹原の表情は不気味に楽しげで、俺はさーっと青ざめていく。
「ふざっ……ふざけんな……っ、こんなん出来るわけ……!!」
笹原の前でするなんて絶対に嫌だ。
俺が必死になっても、たぶん個室からは出られないに決まってる。
抵抗も虚しく、向き合っていた体制を返され、笹原が後ろから俺のベルトに手をかけた。
「ほんとにやめろ!!」
トイレをしにきたのは事実で、俺はさっきから我慢しているのに、この状況で何かされたらまずい。
最初のコメントを投稿しよう!