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「や……やめっ……!」 カシャンと音をたてて床にベルトが落ちる。 笹原の手が俺の下半身を露出させた。 そしてその手を緩やかに動かしはじめる。 「っ……!笹原……っ、やめろ……!!」 迫る感覚に、俺は思わず下を向いた。 笹原はそんな俺の顎を掴み、正面を向かせる。 「よく見ろよ、……あそこに出すんだからな?」 背筋がざわつく。 様式トイレの蓋は開きっぱなしで、ぽっかりと開いた穴が俺を誘ってるようにも見える。 「ちょっと強く擦ってやろうか……」 「だっ……!!」 反論する前に、笹原は俺の自身を強く握った。 「っ!!……あ、あ……」 足がかくかく震える。 声にならない。
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