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「おい、ホットケーキ焼いたぞ。」
チャイムもノックもしないでズカズカと僕の部屋に入ってきたのは隣の部屋の親友で心の友でガキ大将の裕二。
「裕二。せめて失礼するとかぐらい言おうよ。ってか何故にホットケーキ?」
ドンッと出来立てあつあつのホットケーキらしきモノをテーブルに置いて手を組み何故か仁王立ちする裕二。
「俺はホットケーキが作れん。だが夏美さんはホットケーキが大好きだ。だから作れるようになりたい。」
夏美さんと言うのは裕二と同棲している恋人。
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