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『座敷わらしに戻るか我輩に殺されるか……好きな方を選ば……』 その時だった 『俺は……てめぇの言うことなんか聞くわけねぇだろぉ!!』 座敷わらしが僕達に向かって突っ込んできたのだ! 距離などほとんどない……現に座敷わらしと狐の距離は2、3メートル 座敷わらしは拳を振り上げ、狐を殴りつけた 「えっ…………」 気がつくと、後方に吹き飛ばされていた 座敷わらしが 狐は微塵も動いていないのに…… 『我輩を誰だと思っておるのだ 古来より神に仕えし妖狐だぞ 貴様のような低級など手を出さずに潰してくれるわ』 「…………」 僕は何も言えなかった 何のリアクションもとれなかった 正直言って格が違いすぎる…… 今まで見たことない程のパワー 漫画などでよく見るような理不尽すぎる強大な力の持ち主が僕の目の前にいる…… 『第1回目だからな…サービスしといてやるよ 次回からはちゃんと払ってもらうからな』 「え…………えっと」 僕は何を払えばいいんだろう……というより狐は何を言っているんだ 『1回の呼び出しにつき1年分の寿命を貰うからな その代わり必ず助けてやる』 「寿命!?」 『本当に神様は人使いが悪いというか……荒いよな!きゃはははっ!』
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