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「ところでカレーを作った後は何するんだっけ?」 「ちょっと早いけど入浴時間じゃなかった?せっかく宿泊施設があるんだから、そっちで泊まらせてくれればいいのに」 「川崎くんは何にも分かってないわね……キャンプと言えばテントでしょう?」 「そりゃそうかもしれないけど……僕らのテント1つしか無いし」 「もちろん男子が外でしょ?」 「そうなるの!?」 「当たり前じゃない それとも何?純情な乙女3人と一緒に寝る気だったの?腐れ外道が」 「いや、そういうわけじゃないけど……城ケ崎さんが何とかしてくれるんじゃないかと期待してたよ」 「さすがに今からテントを持ってくるのは無理なんじゃない?」 「いや、城ケ崎さんなら出来ると思う」 「ていうか川崎くんも手伝いなさいよ あなた副委員長じゃない」 「名ばかり副委員長だよ それらしいことは何ひとつやってない」 「だからこそやりなさいよ」 「そしたら竹内さんが独りになっちゃうけど……」 「はあ?図に乗るなよガキが」 「怖っ!」 「私は友達の石田さんと仲良く過ごしますー」 「いや、それは無理でしょ」 「私が本当のキャラで接したらどうなるかしら」 「唖然すると思う……」
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