【旋 律】前編 第十八章

28/40
21409人が本棚に入れています
本棚に追加
/1145ページ
  なんて、素敵に成長したんだろう。 理知的ながらも柔らかな物腰、端正な顔立ちは大人の魅力を加えていた。 きっと誰より素敵になると思っていた。 そして、その通りになって、まさかもう一度出会うなんて……。 そこまで思い、円香は鏡で自分の姿を見た。 ……心のどこかで彼と街ですれ違うかもしれない、そうしたら歳を取った自分でいたくないと、若さを保つよう心掛けてきた。 同世代の友人からは化け物とからかわれるくらい肌艶もよく若々しいが『45歳』という年齢から来る限界はあった。  
/1145ページ

最初のコメントを投稿しよう!