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「笹もっちゃん古いよ~!本当に20代?」
「いやいや、佐藤店長だって。」
「私アラフォーだから!」
アラフォーだったら欽ちゃんも許されるのか?
まぁいいか…
「で、なんですか?」
「あっ!クッキー焼いたの!持ってって!」
と渡されたクッキーは二つ。
「一つはさっきのポッチャリさんにあげてね!」
ちょっ…ポッチャリさんって…!
「え?帰っちゃいましたよ。」
「あらやだっ!んじゃ二つ笹もっちゃんにあげるよ!悪くなっちゃうかもだし!ねっ!じゃあね!」
と佐藤店長はシッシッと私に向かって手を動かした。
「えー…?呼んどいてその突き放し方って!まぁ、ありがとうございました。ごちそうさまです。」
と自分の店に欽ちゃん走りで戻った。
振り向いたら佐藤店長は全然見てなかった。
急に悲しくなった。
ガチョーンだった。
佐藤店長のお店はナチュラル系の服のお店。私も大好きだからよく買いに行く。
まぁ佐藤店長、自由で面白いしね…
アラフォーなのに全然見えないし。
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