其の零

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えっちい過ぎると強制かかるから、フィルタリング辺りで止めとかないとね。 そう思いながら、携帯のボタンをポチポチする。 忙しく動かす私の指に、彼の長く繊細な指が絡まってくる。 私が携帯の画面と睨めっこしてるのが気に入らないらしい。 私の指が、携帯を愛撫しているのが気に入らないらしい。 私は携帯を閉じると、彼の指にそっと口づけをした。 彼は後ろから、私を優しく包み込む。 彼の体温を感じ、私は幸せに包まれていた。
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