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二人
七夕の空ふと見上げる
千切れ雲が泳いでる
大河と二人は見えそうにない
僕の前を歩く二人は
空の二人みたいに愛し合っていて
僕は気持ち隠して
表では笑顔作っても
心の中 苦しくて
何万光年先でも二人の思いは届くのに
たった1メートル先 前を歩く君に
僕の気持ちは届かない
いっそ君とあいつと僕との距離を
空の二人より離してくれたらいいのに
薄くなった雲の隙間
差し込んできた淡い光
僕の心を優しく包んだ
君は僕なんか気にもせず
隣のあいつに夢中で
何気ない会話の中
後ろから見える君の笑顔が
どうしようもなく辛くって
これから何年先まで二人は思い続けるの?
10センチも離れていない前を歩く二人に
僕は複雑な気持ち抱えたまま
きっと10年先に二人の距離が
離れてしまっても僕の気持ちは変わらない
風が強く吹いて 上空雲を飛ばしてった
輝く二人楽しそう
前の二人繋いだ手
離さないって笑いあう
誤魔化した笑顔
引きつって崩れた
何万光年離れていても
君とあいつは繋がっている
僕は10センチに近づいたって
ただの友達のまま 気持ちは届かない
距離なんか関係ないんだ
でも僕の気持ちは変わらない
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