きみとながれぼし

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きみとながれぼし

満天の星空 僕の今夜の成績表 抱きしめることができる 距離に君がいたら 満点になるのにね ひとりぼっち 肌寒い外に出て 冷たい空気を 吸い込んだ 君と僕の距離は この空のどの星より近いのに もっともっと遠いみたいだね 今流れ星 見つけられたなら 「今すぐ君に会いたい」 そう願うだろう 真っ暗な闇は 星達の楽しげな声 だけど僕は少し怖くて 次見る時には 君に側にいてほしい…なんてね ひとりぼっち 腰掛けた古びたベンチ 不自然に僕の左側は 空いたままだ 真夜中の星空 夏から冬へと移り変わる星座 二人手の届かない距離で お互いどれくらいの季節 過ごして行くんだろう? 星に祈る気持ちより 君を思う気持ちの方が強いんだ 同じことばかり繰り返すことは つまらないことだと思っていた だけど 君との幸せな会話や時間は いつまでも続いてほしい大切なんだ 君と僕の距離は この空のどの星より近いのに もっともっと遠いみたいだね 空流る流れ星 「今すぐ君に会いたい」 そう願った
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