♯1・入学式と出逢いと

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渉「ま、んな事は仮の話だしな。俺には人様の事情なんざ分からん」 陽向「……マジで言ってたら蹴りいれようかと思ってたが。今回その対象が俺なワケだし」 渉「冗談で蹴り入れられるのは勘弁な。……まあ、でも悪くない話だと思うぜ?あの音成 奏サマの旦那になれるんだからな?」 陽向「……そういうお前はどうなんだよ?」 渉「俺?ムリムリムリ!俺、ああいう堅っ苦しい空気ダメだから!」 陽向「ああ……お前『ザ・フリーダム』って感じだもんな」 渉「そういう事にしといてくれ」 分かるような分からんような渉の言葉に、俺達は思わず笑いあった。 初めは軽い奴で大丈夫かと思ってたけど、何だかんだで落ち着いた判断の出来る。 ちっとは頼りにしてもいいかな…… 奏「2人共、こっちこっち!」 陽向&渉『?』 奥から音成の声が――って、いつの間にか居なくなってるし! 陽向「どこだよ!」 奏「ベッドのある部屋――!」 陽向「俺の部屋!?」 アイツ……!勝手に行ってしまうのはともかく、人の家でいきなり俺の部屋に直行とか。 我が家じゃねぇよコノヤロー 陽向「音成!何やっ」ピタッ 渉「陽向?何固まっ」ピタッ ドアが開きっぱなしの俺の部屋に入り、まず俺達の視界に映ったモノは―― 全員『………………』 ベッドの向こう側に……落ちた?音成の、白いパンツだった…… ‡‡‡
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