正しい会長様の作り方

4/7
前へ
/43ページ
次へ
和樹先輩は学校に"革命"を起こした。 和樹先輩は学校を変えたんだ。 だから生徒会は大忙し。 俺らが、こんなに大変だったんだから和樹先輩の大変さは計り知れない。 だけど和樹先輩は嫌な顔せず、 泣き言なんて言わず、いつもクールに仕事をこなしてた。 今の俺とは大違い。 確かに、やり甲斐はある。 けど、和樹先輩の後任というプレッシャーと仕事の多さに正直滅入る。 2ヶ月たった今でも慣れない。 この先、俺はやっていけるんだろうか。 それに俺は、なんで和樹先輩が俺を推薦してくれたのかを聞いてない。 卒業の準備などで忙しくて、結局ちゃんと話せずに卒業してしまった。 もうヤダ。 この仕事の多さも。 このプレッシャーも。 そして自分も。 「もうヤダ。」 「何がですか?」 「えっ!! ・・・って会長!?」 「会長は君でしょ?」 「あ、すみません。 お久しぶりです和樹先輩。」 「久しぶり、光琉くん。」 「お久ー!!光琉ー!!」 「あ、伊織先輩も。」 「へへっ、 ねー、ねー、この後光琉くん時間ある?」 「まぁ・・・・」 「じゃあ、ちょっくら俺らとお茶しない??」 「はぁ・・・大丈夫ですけど。」 「じゃあ、俺ら校門のとこで待ってるね➰」 なんだったんだ? 伊織先輩は1人で話進めちゃうし和樹先輩は難しい顔してた。 まぁ、とにかく急いで仕事を終わらせよう。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加