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和樹先輩は学校に"革命"を起こした。
和樹先輩は学校を変えたんだ。
だから生徒会は大忙し。
俺らが、こんなに大変だったんだから和樹先輩の大変さは計り知れない。
だけど和樹先輩は嫌な顔せず、
泣き言なんて言わず、いつもクールに仕事をこなしてた。
今の俺とは大違い。
確かに、やり甲斐はある。
けど、和樹先輩の後任というプレッシャーと仕事の多さに正直滅入る。
2ヶ月たった今でも慣れない。
この先、俺はやっていけるんだろうか。
それに俺は、なんで和樹先輩が俺を推薦してくれたのかを聞いてない。
卒業の準備などで忙しくて、結局ちゃんと話せずに卒業してしまった。
もうヤダ。
この仕事の多さも。
このプレッシャーも。
そして自分も。
「もうヤダ。」
「何がですか?」
「えっ!!
・・・って会長!?」
「会長は君でしょ?」
「あ、すみません。
お久しぶりです和樹先輩。」
「久しぶり、光琉くん。」
「お久ー!!光琉ー!!」
「あ、伊織先輩も。」
「へへっ、
ねー、ねー、この後光琉くん時間ある?」
「まぁ・・・・」
「じゃあ、ちょっくら俺らとお茶しない??」
「はぁ・・・大丈夫ですけど。」
「じゃあ、俺ら校門のとこで待ってるね➰」
なんだったんだ?
伊織先輩は1人で話進めちゃうし和樹先輩は難しい顔してた。
まぁ、とにかく急いで仕事を終わらせよう。
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