貴女に贈る恋の詩

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老人は語る 「いづれわかる」 母はこう諭す 「逃げてはダメ」 友は言う 「甘いんだョお前は」 君は慰める 「考えすぎないで」 君の手のぬくもりが嬉しかった 悩める時は孤独だった 『眠たくて吐きそうな日』 『疲れて倒れそうな日』 『悔しくて情けない日』 『悲しくて切ない日』 何度も何度も ひとりで 考えた… 手が震え涙がこぼれた 奥歯が四本とも砕けるくらい歯ヲくいしばった 何も答えは 見つからなかった ただ…君の眼が 泉のようにすんでいて 深く…とても深く… 暖かく優しかった …おわり
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