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「それはそうと、先程王が食事が終わり次第、王の間に来いとおっしゃっていましたよ」
「父上が?ん~また任務かな」
オンファは空になった皿を片付けに食堂の奥に見える厨房へ向かった。
長テーブルに一人になったダンテは今から二週間前に行なった任務のことを思い出していた。
(あの時はビリガー狩りの任務だったな…数が半端じゃなかったからめんどくさかった)
ビリガーというのは体長四メートル程の電気を身に纏った猪のことだ。
「ハァ」
「まぁまぁ、とりあえず行ってみましょうか」
オンファはいつの間にか戻ってきていた。
「そう、だな」
ダンテは少し疑問を感じたがいつものことか、と気にせずオンファと共に食堂を後にした。
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