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晴「まあいいわ。さて本題に入りましょうか」
春「…はい。」
晴「まずは私達と琴子先輩の関係を言うわ。
琴子先輩はこの学園ではじめての魂使いで、私は琴子先輩が高等部の時に初等部に入学したの。
魂使いは高等部校長室でまず保護されてから普通に生活をはじめる事になっていたわ…
琴子先輩はこの学園に居るときから、校長の話では初等部の頃から学園の任務に出ていたらしいわ。それで卒業してからも外での仕事をしながら魂使いの任務をこなしていた。」
春「…琴子先輩って私の母さんですよね?
母さんはずっと行方不明だった…」
晴「ええ。琴子先輩は学園の反逆者を守るためにその人達のとこに行ったの。
先輩はあなたまで危険にならないようにアリスで学園に見つからないようにして家においたのよ」
春「…っ…それで学園は今どう考えてるの?
反逆者を守った母さんのアリスは…(魂使いのアリスは…)」
晴「魂使いのアリスは高等部校長によって守られてるから大丈夫よ。ただ、学園のために任務に出ないと行けないことがあるの。」
春「…任務…」
晴「そうよ。本来、危力系での任務は初等部校長が指示しているけど魂使いは違う。魂使いは学園の生徒を守るためにアリスを使って仕事を和らげるの。
春はまだ初等部で入学したばかりだからそんなすぐに仕事は入らないと思うけど、高等部校長からの指示は私が伝えるからその指示には従って。何か問題があるなら言ってくれればこっちでも考えるわ」
春「…先生から直接言われたら?」
晴「その時は一応私に知らせて。報告さえしてくれれば好きに動いていいわ。
ただ無茶はしないでね」
春「…うん。晴香さんや中等部にいる魂使いの人で人間を殺めたりしたってことは?」
晴「ないわ。普通の子達が言ってるのは私達のアリスに不快な思いをして言ってるだけで殺めるなんてない。」
春「…そう…。…私は魂使いを人前で使いたくない…」
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