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教室を出て春が向かったのは職員室ではなく北の森だった
森の中に入ると誰もいないのを確認すると木の根本に座ると樹にもたれた
春「…はぁ~…」
春がため息をつくとスウゥっと白い人影のようなものが3つ現れた。
?『大丈夫ですか春様』
春「…ん…」
?『あまりご無理はなさらないで下さい。我ら魂が居りますゆえ』
春「…アホ。さっきの聞いてなかったのか…魂使いは危険なアリス。お前らが使えるかよ…」
魂『しかし!』
魂『春様。魂使いは危険ではありません。学園にはあと三人魂使いが居られますがそのような事をなさった方は居られません』
春「…関係ない…魂使いは危険なアリス。そう言われてきた…。
それに、みんな警戒してる」
魂『あんなの噂に怯えてるだけです!』
春「…いや…何人かは魂使い自体をみていた…その中で一人、一番気にしていた人が居た…」
魂『確か名前が日向棗、炎のアリスを持ち、危険能力で何度か任務で魂使いとは接触があるとか…』
春「…炎で危険能力?」
魂『はい。』
春「…ふ~ん…」
魂『されど春様とは何の関わりもありません!』
春「…私との関わりは無いが、魂使いとはあるんだろ…。
だいたい私は他の魂使いをまだ知らない」
魂『中等部に二人と高等部に一人、三人はご兄弟で、普段は高等部校長室においでです』
春「校長室?…やはり魂使いはもう道具同然か…」
魂『いえ、それは違うかと』
春「違わないだろ…その校長室で指示を受けて任務に出てるんだろ?」
魂『それは…』
スウゥ…
魂『失礼致します…』
春「…ん?」
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