学園祭

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綾香「じゃあ俺は春の様子を見てくるよ(ニコッ) またあいつらに言われるの嫌だし(笑)」 綾女「…また蜜柑が首を突っ込んでるんだ。 このままほっとけばもっと悪くなってくぞ…」 晴香「仕方ないわよ。今は春よ」 綾女「…早く何とかしろよな。」 スゥー… 晴香「……フッ…さすがあの人達の子ですね…(笑)」 行平「………あの子達には苦労をかけることになるだろ」 晴香「はい。それも春には特に」 行平「………」 ―異空間(春の部屋)― 春「………」 ガチャッ… 綾女「よっ。何してるんだ?」 春「…本読んでる。入る時くらいノックしたらどうですか?」 綾女「あぁ悪いな」 綾香「春、外出禁止が解除されたぞ。」 春「…知ってます…。」 綾女「…行かないのか?蜜柑達はずっとお前を待ってるぞ」 春「………」 綾女「春…」 春「…学園祭…か…」 綾香「えっ?」 春「…学園祭……興味ない」 綾香「あぁ…でも楽しいぜ?」 綾女「…無理してやれとは言わねぇよ。だが、顔だすくらいしてやれよ」 春「……めんどくさ…」 春はスッと立つと闇の中に消えていった。 春が向かったのは初等部校舎だった。 春「…(久しぶりに青空を見た気がする。)」 蛍「あら?春ちゃん?」 春「えっ…あっ蛍ちゃん…」
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