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春の前に春のではない使い魂がやって来た。
魂『高等部の魂使いである藤 晴香様からのご指示で参りました。春様に伝言をお預かり致しました。』
春「伝言?」
魂『はい。〔アリス学園へようこそ!あなたの事は琴子先輩から聞いていました。
私は晴香、高等部学生ながら高等部校長の秘書もしているわ。
琴子先輩の事だから学園の事はあまり教えてないんじゃないかと思って魂を送ったの!詳しい事は近いうちに直接話すわ。
今は学園にもまだ慣れないだろうし、学園での生活を楽しんで下さい。そしてまた後日、私達がこの学園でやってることもすべて教えます。生徒の中には魂使いを批判する子もいるかも知れないけど私を信じて下さい。また連絡するわ〕
以上が晴香様からの伝言です。何かあればお伝えしますが…』
春「………。わかった…私は人前で魂使いのアリスを使うつもりは無いって言っといて」
魂『はい、了解致しました。では失礼致します』
スウゥ…
晴香使いの魂は消えていった
魂『春様、どうなさいますか?』
春「どうしようもないだろ…生活を楽しめと言われて楽しめるわけないし、まあ慣れるまでぶらぶらするさ。
お前達は絶対に人前で姿を出すなよ…報告は私が一人の時にしろ」
魂『はい。』
スクッ…
春「じゃあ私は教室に戻るから…」
魂『はい。お気をつけて』
スッ…
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