目を覚ました場所は…

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棗は後ろにいる誠也に小さな声で話しかけた… 棗 「誠也、よく聞いて。ママがあいつに向かって走ったら誠也はすぐに真琴の所まで走るのよ、止まっちゃダメ、真琴の所に着いたら離れちゃダメよ。わかった?」 誠 「…うん、でもママは?」 不安気に聞く誠也に…ギュッと手を握って大丈夫とつたえる棗… 次の瞬間棗は誠也に 棗 「走って!!」 と言うと同時に男に向かって駆け出した! ガシッ! と木の枝と刀がぶつかる音がした 棗 「くっ…!」 重い衝撃が手に体に響く… ミシミシと棗の持つ枝が鳴る… 棗 (…時間はかけられない…枝が保たない…) ガシッ ビシッ バンッ! 「クククッ…女だてらになかなかやるな…だが甘い!!」 バシンッ!! ザザザッ… 棗の体が後ろに弾き飛ばされる! .
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