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今日は俺にとってある意味審判の日。何故なら……
魔王「今日はランクは低いが魔神様が来るのだ! 皆でもてなすんだ!」
改めて。
城の全人口、三人。
仕方ない、見える所だけ飾り付けるか……
セルト「魔神様って魔王様より偉いんですか?
どちらにせよ、今日中は無理です」
む、今日も無理だと?
う~ん……。それじゃ、ダメで元々、説明から始めてみよう。
魔王「セルト、俺が魔王になったのはいつからか、知っているか?」
セルト「えっと……百年くらい前ですか?」
魔王「そう! 百年プラス一日!
それなのにお前は祝うどころか呪われてるとしか思えない料理を出しやがって……」
そういえば、呪うと祝うって漢字は結構似てるかも! ほんと、どうでもいいかもしれないけど。
セルト「あ、出前とらずに料理を作れと言ってたのはケーキでも作って欲しかったのか。
なのに何食わぬ顔で待っているとは、相変わらずシャイな魔王様だ。
とりあえず、今は逃げないと」
魔王「全部口に出てるわ!」
あれ? 言いたかった事、なんだっけ?
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