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あれ? 本当は昨日この人居なかった筈なのに、関節技を決められたのか……
若干鬱になりながらも、少し疑問が芽生えた。
セルト「そういえば、1日後に来るって早くないですか?」
魔王「いつもは勇者やそれに近い者の死による復活制度みたいのがあったり、人の信仰を集めたりと色々あるんだが、定例会議前後の日はみんな休んでて暇してるんだ」
なんか魔王様賢くない?てか、分かりやすい制度だな。
魔王「それに定例会議を毎回欠席する、魔神様曰く堕ちた魔王達、愛称堕王様~。
コホン。
こいつらを含めないと、休んだのは俺だけだからな。これで次の会議の席はチャリのサドルだな…………」
これはもう……スルーしよう。
「みんな誠実なんですね」
魔王「鉄拳制裁が怖いからな。
という事で、魔神様が来たら、俺が合図をしたら直ぐに我が子カリードを適当な部屋に連れてって欲しい」
セルト「一応お父さんっぽい所もあるんですね。報酬は?」
ゴツッ
セルト「痛いです!」
魔王「フフン、前払いだ」
密かに今、ある事をセルトは決めた。
セルト「ナハハハハ………」
が、こんな笑い方をしている時は大概ろくな事を考えていない。
一方、セルトが笑っているとき、密かにあいつがこの城の本当の魔王なのではと思ってる魔王であった……
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