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「ひもじゃなくてリボンだよ。海人がピンクが良いって言ったから、ピンクの中から俺が選んだ。」 「からかってるでしょ!?」 「何で?至って真面目に選んだよ。」 「ひもパンのどこがよ!?」 「ひもなら多少サイズが合わなくても使えるだろ?」 「はいた事ないから知らないよ!! 禅ちゃんは面白がって海人くんのワガママに乗っかって私をからかいたかっただけでしょう?」 蜜の言葉に禅のイタズラっぽい笑みが消えた。 すっと腕組みが外されたと思うと、いつの間にか蜜に近寄りあの魅力的な笑みで蜜を見つめる。 「ごめん。海人のワガママを聞いてやりたかったのは本当。だけどそれ以上に俺がハニーちゃんともっと一緒にいたかったんだ。」 .
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