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「えっ?」
予想していなかった言葉に思わず顔を上げると、そこにあったのは禅の満面の笑み。
「どういう・・・」
「良いよって言ったんだ。」
そう言う禅は相変わらずの笑み。
それってどういうこと?
脳内は既にフルスロットル状態だけど、禅の言葉の真意は解らない。
禅は笑みを浮かべるばかり。
言葉通りに解釈すれば、友達以上恋人未満で良いってことだよね?
それはつまり・・・・・・
ちらりと禅を盗み見ると、それはもう純真無垢な笑顔で・・・
何か裏があるようにはとても見えない。
ってことは、
つまり・・・
私のTHE勘違い!?
恐る恐るもう一度禅を見上げると、ニッコリ小首をかしげたりしている。
あぁ・・・
これは確実にそうだ。
勘違い確定しました〓!
ちょっとちょっかい出しただけだった。ということか・・・
いくら私のスキルが低いと言っても、こんな勘違いするなんて!
一気に顔が熱くなる。
恥ずかしい!
こんなに恥ずかしかったこと、今まで経験ない!
その気になっていた自分がいたたまれない。
やっぱり私にはちゃんとした恋愛は無理言うことなんだろう。
この年で恋に恋してその気になってたなんて、正直イタすぎる・・・
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