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「あははははは！ごめん。期待に添えなくて悪いけどそれはないの。」
「バカねー！？マジで気付いてないとは！」
「いや、だから違うって。」
「何が？何処が？どんな所が？」
詰め寄る尚を何とか押し戻して溜め息をつく。
「それについては勘さんが戻って来たら話すから。」
「はぁ？いいわよ。話して。」
「だめ。お願いがあるから。二人に。」
「どういうことよ？何で認めないの？素直に認めればいいじゃない。勘だって禅さんなら蜜を任せても大丈夫だって言ってたよ？男がみんなあのクソ野郎と一緒じゃないってわかったから昨夜泊まったんでしょ？」
「だから二人揃ったら話すから。」
「認めなさい！」
あぁ、全然人の話聞いてないし・・
「いや、尚と勘さんには本当に感謝してるよ？今の私があるのは二人のお陰だよ。そういう意味では確かに前進した。だけど私と禅ちゃんの関係は尚が期待してるのとは違うの。とにかく勘さんが戻ったら話すから！」
「まったく強情なんだから。まぁいいわよ。」
そう言うと尚はおもむろに携帯を取り出してコールし始めた。
「まったく何してんのよ！」
勘にかけているのは間違いなさそうだった。
確かに私が出てからもう暫くたつ。
勘と禅、一体どんな話をしてるんだろう？
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