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既に西宮はアイアンを握って打ち初めていた。
蜜もとなりのブースに入ってボールをセットする。
西宮はいつも蜜の後ろで打っているのでその姿は見えない。
しかしその規則的な音だけで西宮の腕はかなりのものだと推測出来る。
芯を捉えられなかった時の変な音は聞いた試しがない。
本来ならきっと西宮はこんなに毎日練習する必要はないはず。
自分に付き合っていることは一目瞭然だった。
明日からは1人で来よう。
今日の帰りにそう言おう。
社長って、そんな暇じゃないよね?
そんな事を考えながら今日もまた
約2時間の練習が始まった。
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