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「一緒にしないでくれる?俺はホントにご無沙汰だよ。」 禅はむくれたように言った。 「ふーん。じゃあ最近の消防士さんはブラジャー外す訓練までしてるのねぇ?」 「男なら誰でも出来ると思うんだけど?」 「えっ!?ウソ?マジで?」 心底驚いた様子の蜜を見て笑みが溢れる。 表情がクルクル変わって可愛い。 そんな顔してるともっと意地悪したくなるじゃないか。 あんまりそういう趣味はないんだけどなぁ。 ニヤニヤしたままの禅に蜜は膨れて背を向けた。 「そうやっていっつもからかうんだから。」 1人で風呂に向かおうとする蜜を後ろから抱き締める。 「俺は後から入った方がいい?」 「何?やっぱり入るの?」 蜜は禅の腕の中で顔だけ振り向いて意外そうにそう言った。 「モチロン。先?後?」 「ん~、後。先に入って頭とか洗いたいし。その後水着?めんどっちーなぁ。」 「着なくてもいいよ?」 「絶対見ないし触らないんならいいよ。」 「男の子ですから。」 「じゃあ10分待って。あ!禅ちゃんも履いて来てよ?水着。」 「えぇー!やだなぁ」 「ヘンタイか!」 蜜は禅の腕をゆっくりほどいて荷物から大きめな巾着を抜くとさっさと風呂場へ消えて行った。
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