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振り向き様の蜜の体を反転させ膝の上に抱き抱える。 何か言いかけた唇を自分のそれで塞いだ。 それは軽いもので済まされる訳もなく・・・ 「んっ!んあっ・・・」 唇から首筋、そして胸元へ禅の唇が動くにつれ小さく漏れる蜜のくぐもった声。 「ぜんちゃ・・・ん。ダメ。」 片手で胸元を抱えるようにして押さえながらももう片方の手が禅の胸板を押し返す。 「公務員だって我慢できなくなるんだよ。」 首筋に唇を這わせたままそう言うとピクリと反応する蜜。 背中をさまよっていた手がビキニのホックに行き着くと、当然のようにそれを外しにかかる。 外れねぇ!!!!! ビキニのホックに悪戦苦闘している間に我に返った蜜が大きな水音と共に禅から飛び退いた。
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