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「かっこいいこと言うね。」
禅はそう言って笑った。
まるで蜜の話を理解していないかのように。
予想外の言葉に蜜はびっくりしてただ禅を見つめるばかり。
「でも、それなら安心した。」
「え?」
禅の言葉の意味がわからない。
安心したって?
やっぱりハナから禅は遊びのつもりだった?
「生理的に受け付けないから無理!とかじゃないんでしょ?」
「それはそうだけど・・・」
「なら問題ナイよ。」
禅は満面の笑みで再び蜜を抱き寄せる。
蜜の頭に顎を乗せて、上機嫌で言った。
「俺はメチャメチャ愛せるし、ハニーちゃんに愛される自信あるから!」
禅が余りに簡単に言うので拍子抜けしてしまった。
何その自信!?
って言うか、私の一世一代の告白を何だと思ってるの!?
何か私が変にカッコつけてるだけみたいじゃない!
真剣に悩んだのがバカみたい・・・
ーーーーあれ?
何だか気持ち・・・軽くなってる?
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