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気持ち良くなったことがない？
俺をソイツと一緒にするなよ！
キスひとつであんなにエロい顔するって分かってないのか？
頬を紅潮させて、瞳を潤ませて、必死にしがみつくその手に気が付いていないのか？
こんなに甘い声でもっと、もっとと求めているくせに。
脇腹をさ迷っていた指先がブラジャーを押し上げた。
ウエストラインに添って手を滑らせ、ふくよかな膨らみを包み込む。
ヤバイ。止まらねぇ・・・
体をピクピクさせて甘い声を漏らす、こんなに感じ易いくせに気持ち良くなったことがないだって？
だったら気持ち良くしてやろうと思うのは当たり前じゃないか。
頭の中で言い訳ばかり考えている。
ダメだ。
こんな状態で抱く訳にはいかない。
禅は胸元から唇をそっと離すと蜜の額にチュッとひとつ軽くキスをしてゆっくり蜜を抱き起こした。
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