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「眠ってる間に薬を打たれて、気が付いた時には病院のベットだった。 しかも凄く汚い、表向きには病院と掲げてないような所。 そこで・・・中絶・・させられっ・・て、そのっ、やり方が・・酷くて、子供の産めない体に・・・」 肩を震わせて泣きじゃくりながらも話続ける蜜は、到底放っておける筈もなく、禅は強引に蜜を振り向かせるとしっかりとその胸の中に仕舞い込んだ。 「もういい!わかったから!」 禅がそう言うと、蜜は首を横に振った。 「・・だ・・るっ!」 「え?」 「まだ、ある、話。」 「もういい。」 禅はキッパリとそう言ってさらにキツく抱き締める。 しかし、蜜はもう一度首を横に振ると静かに口を開いた。
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