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「テレビ、見る?」
「うん。見る!」
「じゃあおいで。」
禅はソファーに寝そべるように寄り掛かって両手を広げた。
蜜は素直に差し出された手に従った。
「このまま寝ちゃっていいよ?ベットに運んであげるから。」
「禅ちゃん、本当に優しいよね。」
「ハニーちゃんにだけ、ね?」
「本当?嘘っぽいなぁ!」
「本当だよ。」
他愛もない話を続けながら海外ドラマを眺める。
次第に口数が減って、ドラマが終わる頃、蜜は規則的な寝息をたてはじめていた。
禅はそっと蜜を抱き上げるとベットへ運んだ。
「さぁ長い夜の始まりだな・・・」
蜜の隣に体を滑り込ませてしっかりと蜜を包み込んだ。
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