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「何だか少しだけ楽観的に考えられるようになったんだよね。絶対にってガチガチに考えてたこと。」
「いいことだね、それ。それなら教祖呼ばわりされるのも悪くないね。」
そう言って微笑む禅は暖かくて大きかった。
「もう少し寝たら?」
「何だか目が覚めちゃった。」
「筋肉痛はいいの?」
「あー・・・折角忘れてたのにぃ!」
「さぁベットへどうぞ。マッサージしてあげるよ。教祖様直々に。」
いたずらっぽく笑った禅にベットへ誘われて、そのままうつ伏せに寝かされる。
絶妙な力加減でマッサージされているうちに蜜は再び夢の世界へ戻って行った。
「おやすみ、ハニーちゃん。」
禅は蜜にそっとタオルケットを掛けると静かに寝室を出ていった。
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