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「おはよう。」 明るい朝の日差しで目覚めると、着替え中であろう禅がそこにいた。 「おはよう。今何時?」 「まだ9時前だよ。もしかして起こした?」 「ううん、そうじゃないけど。禅ちゃん、走って来たの?」 脱ぎ捨てられているTシャツとスエットが目に入った。 「ちょとね。パン買って来たけど御飯のが良い?」 「なんでも良い。ごめん、ありがと。」 ノロノロとベットから起き出すがまだ頭が働かない。 そのままベットに座って暫しぼーっと禅を見ていた。 「何?惚れちゃった?」 「うーん、イイ体だと思って。」 「そう?」 「うん。絞まってる。羨ましい。」 「俺はハニーちゃんの抱き心地が最高。」 そう言うとスッと蜜を抱き上げて床に下ろした。 一瞬の出来事に反応できずにいる蜜に禅は微笑み掛けるとそのまま手を引いてリビングへと誘った。
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