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やっと一通り肥料を蒔き終わって、さぁ立とうか?と思った瞬間だった。 一瞬何が起こったのか分からなかった。 膝と手を着いた状態から一歩も動けない。 慌ててもう一度起き上がろうとすると腰に激痛が走った。 とっさに腰に手を当てようとしたのに手はまるで地面に根を張ったかのようにピクリとも動かなかった。 必死で情況を把握しようと努める。 あぁ、ずっと同じ態勢でいたせいだ。 後悔先に立たず。 着いていた手と膝はすっかり痺れて感覚がない。 そして、固まったままの腰には猛烈な傷み。 集中力が切れた瞬間、腰の激しい傷みに襲われてどうすることも出来ずに禅に助けを求めたのだった。
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