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自信がない、か。
蜜の言葉に禅はあれこれ考えを巡らせていた。
自信を持たせるにはどうしたらいいのか。
いくら言葉で誉め称えても意味はないだろうし・・・
少し考えて茫然としたままの蜜を見やる。
敢えて逃げ道を用意しないのは1つの手かもしれない。
このぬるま湯のような関係では到底自信など湧くはずもないし。
それに俺もそろそろ限界だしな・・・
禅はフッと笑って茫然とベットに腰かける蜜の前に膝まづいた。
「ハニーちゃんの言い分はよくわかった。」
「うん?」
「今から解決策を言うから、どっちか好きな方を選んで?」
「え?選ぶの?」
禅はニッコリ笑って頷いた。
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