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ガックリ項垂れて、今度こそはキッパリ諦めて手早く床に墜ちたシャツを着る。
「ハニーちゃんはまだ休んでて?俺ちょっと話してくる。」
「まさかお嫁さんの話じゃないよね?」
グッタリしながらもそれだけは譲れないと蜜は身を起こそうとする。
「残念だけど、あの調子じゃその話はもうちょっと先かな。だから安心して休んで。」
本当に残念そうにそう言うと、チュッと音をたてて頬にキスしながら蜜を横にさせた。
「すぐ戻るよ。姉ちゃんの口を閉じたらね。」
そう言って禅は部屋を後にした。
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