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「さてと…」 どうしたものかと蜜に目を向けるが、担いで行くしかなさそうだ。 蜜の荷物を持つと、ひょいと蜜を抱き上げた。 「禅さん!何してるんですか!」 歩き出した禅を大地が呼び止めた。 「見ての通りだよ。」 大地はニヤニヤしながら眠っている蜜の顔を覗き見た。 「俺が送りますよ。」 「必要ないから。」 禅はキッパリ言い切って再び歩き出した。 「ちょっ!待てよ!」
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